【一人事務】に就きたいな、興味があるな、という方は、実際に働き始めるときに仕事の引継ぎはあるのかないのか、気になるポイントだと思います。
ズバリ、私の答えはこちらです。
引継ぎはある時とない時、両方ともです。
なんじゃそりゃ!
って突っ込みどころ満載な感じではありますが、【一人事務】の場合本当にケースバイケースなので、これが答えです。絶対にこう!はないのです。
私が【一人事務】として働き始めた時に引継ぎはあったのか、働き始める時に思ったこと、気づいたことの体験談を記事にしてみました。
この記事はあくまで私の体験談になります。どなたかの参考になれば嬉しいです。
【一人事務】仕事の引継ぎはあるの?ないの?
そもそも一人事務の求人の場合、人員増加のため1人→2人(以上)の増員の求人と、前任者の退職による1人→1人のケースに分かれます。私の場合は後者のパターンで、前任者の退職による求人でした。
今回はこのケースの話です。
私の場合は前任者が退職するまで約1か月あり、その間で業務の引継ぎをしていただきました。
しかし、すべてを引継ぎしたわけではなく、業務全体の6~7割程度でした。
私の会社では管理システムを導入しているのですが、取引先によっては先方の会社のシステムを覚えて使うことや、年に数回だけの取引先、〇〇の時期だけピンポイントで発生する業務、〇月だけにやる作業、なんかがあったりするので、数週間で全てを引き継ぐのは難しいためでした。
もちろん、その会社の業務内容にもよりますが【一人事務】の場合、すべてを引継ぎしてもらえることはあまり少ないかもしれません。
前任者がすでに退職している場合も
先ほども述べましたが、私の場合は【一人事務】の引継ぎ期間がありました。しかし、入社した時にはすでに前任者が退職していることもあります。
実は、私の前任者が入社した当時は、すでに前の事務員さんが退職済みだったため、直接の引継ぎがなかったそうです。
では、どうやって仕事を覚えていったのか。
社内業務マニュアルをまとめた「引き継ぎファイル」あり、それを参考に確認しながら覚えていったそうです。
【一人事務】だと、自分の前にも事務員として過去にそのポジションで働いていた前任者がいることがあります。
そういったケースですと、業務内容をまとめた「引継ぎファイル」や「覚え書き」なんかが会社に残っていたりしますので、それを参考にすることになります。
それはExcelやWordのパソコンデータかもしれませんし、キングジムの分厚いファイルにまとめたものかもしれません。もしくはメモのような手書きの覚書かもしれません。
ちなみに、私の場合はWord資料とそれを印刷してファイルに紙でまとめたものでした。
「こういうやり方で後任者へ引継ぎをしましょう!」なんてルールは当然ないので、前任者の良識や考え方によっても変わってきますね。
引継ぎしても参考にならないことも
この業務マニュアルをまとめた「引継ぎファイル」ですが、私も社内に残されたファイルを確認しながら現在も働いています。
働き始め当初の頃、前任者が退職し、いよいよひとりになった時は何をするにもかなり不安でした。
【一人事務】ですので、自分と同じ事務の業務をする人は事業所内には自分しかいません。
引継ぎをしていても、本当にこれであっているか心配でしたし、慣れない作業の連続なので、都度都度、何度も何度もひたすら確認しました。
ひたすら確認です。
今でもたまに発生する業務でわからなくなった時なんかに、ファイルを開いています。ただ、気を付けることがあり、以前に作っていたものだったりすると情報が古いんです。
私の会社の場合、数年前から新しい社内システムを使っています。しかし、古いマニュアルは何の参考にもなりません。
現在は取引先のシステムが変わっていて、やり方が全く違うなんてこともあります。最近のインボイス制度導入や適格請求書発行などで、今までとやり方をガラッと変更した会社も多いはずです。
時代と人の変化ともに、社内業務も変わり、導入システムも変化していきます。引継ぎマニュアルがあったとしても、必ずしもそれが絶対ではないってことですね。
結局、自分で確認することになる
引継ぎもなく、引継ぎマニュアルも参考にならず、じゃあどうすんのよ!って話ですが、【一人事務】で働くなら、結局自分で解決していくことになります。
私の場合は、社内システムだったら同じ事業所内の営業職の方に聞いたり、それでもわからないときは他の拠点(本社・営業所)の事務員の方に聞いて解決します。
社外のことなら、取引先の窓口へ直接問い合わせることもありますし、PC関連のトラブルはほとんどネットで調べてそれで解決することもあります。
【一人事務】って人間関係がストレスなくて楽そうでいいな~と思われますが、とにかく、自分でなんでも解決するってことが大事になってきます。これは【一人事務】で働くなら覚悟する必要があります。
実際、私は人間関係が楽なのがメリットで働いています!(笑)
自分で調べるのめんどくさいな~、横にいる誰かに今すぐに教えてもらいたいな~と思う方は、【一人事務】ではなく、常に先輩が隣のデスクにいるような環境のほうが向いているかもしれません。
まとめ
これはあくまで、私の体験談からの記事になります。
会社によっては完ぺきな「引継ぎマニュアル」が用意されているかもしれませんし、私のように前任者からの引継ぎ期間がある場合もあります。または、自分でひたすらメモを取って覚える、いっさい引継ぎが無いケースもあるかもしれません。
私も慣れるまでは大変でしたが、今でも【一人事務】でよかった〜と噛み締めながら働いています。
もちろん仕事で大変なことも沢山ありますが、一番の理由は人間関係のストレスが少ないからです。
この【一人事務】の引継ぎについての記事が、どなたかの参考になれば嬉しいです。